一千一秒物語―稲垣足穂コレクション〈1〉 (ちくま文庫)のレビュー

タルホが転ぶと月が出た
~私が本格的に文章を書き始めたのはここからでしょうか。
ポケットから転がり出た月はいったいどこへ行ったのでしょうか。
芸術家特有の二重性と不安定をこの作品によって慰められたのは一人だけではないはずです。
雨上がりの春先のような今夜にぴったりの作品集です。
そして、あなたの住む小都会の路地裏のアスファルトにも
夜半過ぎの月が映り込んで~~いるでしょう。~